空気圧不足が最も多い(写真はイメージ)

 日本自動車タイヤ協会(JATMA、東正浩会長)は25日、2020年に実施した路上タイヤ点検の結果を公表した。高速道路と一般道路を合わせて206台を点検し、整備不良率は34.0%となった。

 不良項目別では空気圧不足が28.2%とトップで、偏摩耗(4.9%)、タイヤ溝不足(1.5%)が続いた。車両別では乗用車で36.0%、貨物車で23.8%の不良が確認された。

 同調査は、JATMAが警察、運輸支局、高速道路会社、自動車・タイヤ関連団体と協力して毎年実施している。20年は新型コロナ感染拡大を受けて点検回数、台数ともに減少したため、JATMAでは2000台以上を点検した前年調査との比較を取りやめるとしている。前年調査での整備不良率は21.3%となっていた。