ハード系しか手掛けていないサプライヤーはティア2に変わってしまう―。渡邊邦幸社長が抱く危機感は強い。主力取引先である日産自動車の低迷のみならず、自動車産業が直面するCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)対応も含め、足元では2023年を最終年度とする中期経営計画「アスリート カサイ 24」に取り組む。痛みを伴う固定費削減を進めなが…