日本グッドイヤー(東京都港区)は、ミニバン専用の新型タイヤ「エフィシェントグリップ(E-グリップ)RVF02」を3月1日に発売する。パターンノイズを従来製品比で14%低減させるなど静粛性を高めた。ミニバンは日本の乗用車市場で3割強を占める。金原雄次郎社長は「(現在同社で主力の)オールシーズンタイヤに並ぶ製品に育てたい」と商品ラインアップの柱に据える方針だ。
新製品は、静粛性と安全性に重きを置いて開発した。ショルダーピッチ数を6%引き上げたことで接地形状を最適化し、静粛性能を高めた。また、新形状のラウンドサイドウォールを採用したことで振動を分散させ、横揺れ性能を改善した。
競合他社からもミニバン専用タイヤの新製品が相次いで投入されている。金原社長は「今回の新製品は第2世代にあたる。他社に先駆けていち早くミニバン向けのタイヤを開発してきた知見を加えた」と商品力に自信を示した。