都心に居を構えると、季節感に疎くなりがちだ。下町以外では年中行事が風前の灯火となったほか、自然環境に乏しい都会で「季節」と触れ合える場は、せいぜい八百屋ぐらいか◆それでも、公園で時折小鳥の鳴き声に気付くこともある。鳴き声の主が誰かを特定するには一定の教養が求められるが、例えばうぐいすだったとしたら、真っ先に気象庁ホームページの「うぐいすの初鳴き日…