サンデン・オートモーティブコンポーネント(伊東次夫社長、東京都千代田区)は、グローバルマザー工場である群馬県伊勢崎市の八斗島事業所の電動コンプレッサー生産ラインの組立工程の自動化を完了させ、2020年10月から量産を開始したと発表した。年間生産能力は75万台で、新ラインとして新製品の供給を開始している。

 自動化の主な内容は、ロボットを活用した組立作業の自動化で、自動化率75%を達成した。検査工程においては3Dカメラによる画像解析、画像検知システム、電気性能試験などを導入し、生産ラインへの投入人員は、従来比3分の1に抑えた。

 今後は電気自動車(EV)の普及を見込んで、欧州や中国工場へグローバルに展開を進めていく方針だ。