日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)が発表した11月の自動車輸出台数は、前年同月比4.4%減の39万4890台となり、2カ月ぶりに前年実績を下回った。最大の仕向け地である米国が同5.4%増だった一方、アジアや欧州、アフリカなどが前年割れとなったことが響いた。
北米地域は同4.7%増の17万196台だった。アジアは同3.9%減の5万5995台で、中国は同14.5%増の2万8989台と好調だったが、台湾やシンガポール、フィリピン、インドネシアなどが前年を下回った。
欧州は同9.2%減の6万7249台で、ドイツが同20.3%減、フランスは同20.1%減。英国は同5.3%増、ロシアは同24.1%増だった。アフリカは同26.6%減。
10月の国内自動車生産台数は同7.7%増の83万8205台だった。