取り付けイメージ

 あいおいニッセイ同和損害保険、二輪販売会社のレッドバロン(愛知県岡崎市、石岡直樹社長)、JVCケンウッドは22日、バイク用ドライブレコーダーを共同開発したと発表した。走行中に事故に遭った際、ドライブレコーダーで撮影した映像を専用スマートフォン(スマホ)アプリであいおいニッセイ同和損保に送信できるもので、保険業界では初の取り組みとなる。2021年3月からレッドバロンの会員に提供する。

 従来、バイクのドライブレコーダーで撮影した映像は、SDカードのデータをパソコンなどから保険会社に送信する必要があった。専用アプリから事故映像を直接送信できるようになることで、顧客の負担軽減や迅速な保険金の支払いにつなげることができる。

 前後2カメラのバイク用ドライブレコーダーは、レッドバロンの店舗で販売を予定する。あいおいニッセイ同和損保のオートバイ保険契約者向けスマホ専用アプリ「エマージェンシーNAVI」を利用することで、ドライブレコーダーで取得した事故時の動画を同社に送信できる。万が一の際はアプリからオペレーターとつながり、救急車の要請などの代行や取り次ぎも行う。

 もう一つのスマホ専用アプリ「ツーリングEYES」では、ツーリング時の動画などを手軽にSNSに投稿することができる。エマージェンシーNAVIと連動し、事故映像を送信することも可能だ。