(左から)西村氏、戸塚氏、上野氏、新堀氏

曙ブレーキ工業のモータースポーツ活動の歩みは、1990年代に直面した経営難に対する中堅エンジニアの危機感が大きな原動力になっている。1998年から3期連続の最終赤字で、新商品も出ない負のスパイラルに陥った。これを打破するべく、欧州スポーツカーメーカーへのOEM供給を目指し、ブレーキのエキスパートになるというビジョン達成のため「VCET(ビジョン …