日本製鉄は10日、日系自動車メーカー向けの鋼板を生産する米国の合弁会社2社の株式を売却したと発表した。売却は、合弁先のアルセロール・ミッタル(AM)が売却を決めた資産に合弁2社が含まれるため。今後、米国では同じくAMとの合弁となるアラバマ州の生産会社に経営資源を集中して供給体制を強化する。

 日鉄は合弁2社でそれぞれ40%と50%の株式を保有する。AMが全ての株式を買い取り、米鉄鋼メーカーのクリーブランド・クリフスに売却した。