京都第二赤十字病院 救命救急センター 救急科副部長

シートベルトの着用が義務化されてから着用率が上昇し、またエアバック装着など自動車の安全装備が充実してきている現代において、交通事故による自動車乗員の重症体幹部外傷は減少してきている。2019年シートベルト着用状況調査では、一般道において運転席98・8%、後部座席39・3%、高速道において運転席99・6%、後部座席74・1%と着用率は向上している。…