三菱電機は、欧州域内のラジオ受信機に関する規制(欧州RE指令)に適合しないカーオーディオ製品を出荷していたことが判明したと発表した。2020年12月の欧州RE指令下の技術規格の改正を契機とした社内検査において、10月20日に判明、ただちに出荷を停止した。

 該当する不適合製品は、同社生産拠点の三田製作所(兵庫県三田市)と同社子会社のミツビシエレクトリックタイオートパーツ(タイ)が製造していた。同社は「欧州地域でのAMラジオ受信時に、音声にノイズが入る可能性があるが、不適合製品そのものの安全性に影響はない」としている。また、不適合製品は一部の自動車メーカー向けのもので、市販での販売は行っていない。