ロームは21日、7月31日に発表した2020年4~9月期の連結業績予想を上方修正すると発表した。売上高は80億円増の1680億円、営業利益は56億円増の126億円、最終利益は52億円増の125億円を見込む。自動車生産台数が想定よりも早い回復傾向を見せたことや、コロナ禍による外出自粛を契機とした「巣ごもり」やテレワークの普及に伴い需要が拡大した分野があったことで、売り上げが想定を上回って推移した。

 営業利益については、固定費の圧縮効果もあり、公表計画を80%上回る見込みとなった。経常利益、最終利益についても公表計画値を上回る見込みを示した。