ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン、クリスチャン・ヴィードマン社長、東京都千代田区)は16日、スポーツクーペ「4シリーズ」を全面改良し、販売を開始したと発表した。高速道路におけるハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能などBMWの最先端運転支援システムを標準装備したほか、フロントグリルに縦型の「キドニー・グリル」を採用するなど、デザインを刷新した。納車は11月以降を予定している。

 新型車はスポーツセダン「3シリーズ」の派生モデルとして2013年に発売した初代モデルに続く2代目。19年1月に日本に投入した現行3シリーズとパワーユニットとホイールベースは共通ながら、全長を3シリーズ比で50㍉㍍長い4775㍉㍍、全幅を同25㍉㍍広い1850㍉㍍に拡大した。オンライン発表会でヴィードマン社長は「初代よりも美しさと運動性能を追求し、大成功を収めた兄弟モデルの3シリーズとの差別化もさらに明確化した」と述べた。

 2・0㍑モデルには「420ⅰ」と「420ⅰMスポーツ」の2グレードを用意した。直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力135㌔㍗、最大トルク300ニュートン㍍を発生。燃費はWLTCモードで13・4㌔㍍/㍑。また、4シリーズとして初となるMパフォーマンス・モデル「M440ⅰⅹドライブ」も設定した。

 価格は、420ⅰが577万円、420ⅰMスポーツが632万円、M440ⅰⅹドライブが1025万円(消費税込み)。