日産自動車は、災害復旧支援用の電気自動車(EV)のコンセプトカー「RE-LEAF」を欧州で公開したと発表した。「リーフ」をベースにした車両で、レスポンス・リカバリー・レジリエンスの「RE」を名前に冠した。災害時の悪路走行を可能にするため最低地上高を引き上げるとともに、フェンダー部に耐候性の高い電気ソケットを取り付け、簡単に電気を取り出せるよう工夫を施した。

 がれきや障害物のある悪路を走行できるよう最低地上高を225㍉㍍に引き上げ、専用のアンダーガードで車の床下を保護した。17㌅のオールテレインタイヤや専用のオーバーフェンダーも装着する。バッテリーは「リーフe+」で採用する62㌔㍗時の大容量リチウムイオンバッテリーを搭載。車両から安定して電力を供給できるよう、フロントフェンダーに2つの外部コネクター、トランクに3つのコンセントを備える。

 日産は日本でリーフを使った被災地支援の実績を積み重ねている。