菅内閣の新閣僚の様子をテレビのニュースで見かけるたび、本田宗一郎さんの「得手に帆を揚げて」という言葉が頭に浮かぶ。自らを第一人者と自認し、得意だと信じる分野で仕事を任された時は、こんなにも生き生きとするのかと感じたからだ◆最大で1年という任期もあるだろう。「限られた時間内に最大の成果を」と張り切っているようにも見える。それでも立ち上がり当初からア…