あいおいニッセイ同和損害保険は、災害に関する緊急情報の通知機能などを備えたスマートフォン向けアプリ「被害予測アプリcmap(シーマップ)」を公開した。ウェブサイトの「シーマップdev」とアプリ共通の新機能として、リアルタイム浸水危険度推定情報も追加した。

 自然災害発生時の建物被害をリアルタイムで予測した被災建物数や被災率を地図上に表示する。浸水危険度推定情報は、洪水発生時の浸水危険度を6段階で表示し、早い段階からの警戒に役立ててもらう。各自治体が発信する災害情報共有システムによる気象警報や退避指示などを通知する。

 利用者の現在地と登録地点の情報に基づいて、最大で3都道府県の緊急情報と自治体指定の緊急避難場所を受信できる。遠方に住む家族などが直面する状況もリアルタイムで確認することが可能だ。

 あいおいニッセイ同和損保とジェイアイズ(岡本哲史社長、大阪市北区)が同アプリを共同開発した。無料で利用できる。