白山工場

 経営再建中のジャパンディスプレイ(JDI)は28日、スマートフォン(スマホ)用の液晶パネルなどを生産している白山工場(石川県白山市)を、シャープとアップルに売却すると発表した。売却総額は約713億円で、10月末までの引き渡しを予定する。

 シャープには土地、建物、付帯設備を412億円で売却し、アップルには液晶ディスプレー生産装置を約301億円で売却する。

 白山工場は2016年に稼働し、アップル向けのスマホの液晶パネルを生産していたが、稼働率が想定を下回ったため、昨年7月から操業を停止し、売却交渉を進めていた。