センサーユニットを搭載したZMP製の自動運転技術の開発車両

 ZMP(谷口恒社長、東京都文京区)は20日、自動運転技術の研究・開発向けのセンサーユニットを2021年に発売すると発表した。センサーのキャリブレーション(校正)や開発に必要なソフトウエアもひとまとめで提供する。自動運転開発に必要な作業を簡略化する製品として、センサーメーカーや自動運転アルゴリズムを開発するソフトウエア企業などへの販売を見込む。

 センサーユニットは、同社製のステレオカメラのほか、LiDARや慣性計測装置(IMU)などを組み合わせる。同ユニットを搭載する車種や車両は選ばず、顧客が検証したいセンサーやアルゴリズムも追加可能だ。今後は、最適なセンサーやソフトウエアの構成で検証を重ね、21年に製品版の販売を予定する。