2月末に父の藤澤秀紀会長から社長のバトンを受け取った。就任のお祝いに届けられた多数の胡蝶蘭を見て、社長になった重みを実感したという。ただ、経営者としてのスタートは苦労の連続だった。石川ヤナセと藤沢自動車の両社に入社する直前から受講した経営者向けのプログラムでは専門用語や話す内容が理解できず、初めて受けたテストは「質問の意味が分からなかった」。ただ…