運用車両イメージ

 マツダなど広島の産官学が参画するひろしま自動車産学官連携推進会議(ひろ自連)は4日、バイオディーゼル燃料の原料製造から利用までのバリューチェーンを構築し、運用の実証実験を開始したと発表した。ひろ自連と共同で開発を進めてきたユーグレナに加え、ファミリーマート、植田油脂、吉川油脂が加わり、バリューチェーンを構築した。

 次世代バイオ燃料の活用に向けたプロジェクトはひろ自連とユーグレナが18年6月に開始。ファミリーマートが提供した使用済み食用油を原料とするための再生油脂を植田油脂が製造し、その再生油脂を吉川油脂が追加処理し、ユーグレナに提供する。運用の実証は5月下旬に開始し、車両はマツダやファミリーマート、広島県、広島市が社用車や公用車として使用している。