自動運転モードの保険イメージ

 あいおいニッセイ同和損害保険は、自動運転車の安全性を保険料に反映するテレマティクス自動車保険を10月(2021年1月以降保険始期契約分)から提供する。「自動運転レベル3」以上の自動運転モードで走行中の運転分保険料を無料にする。国内で初の取り組み。同社が提供するテレマティクス自動車保険の対象かつ自動運転レベル3以上の機能を備える車両が対象となる。導入当初はトヨタ自動車の自動運転車が対象となるが、他の自動車メーカーにも新サービスの展開を検討する。

 コネクテッドカーから取得する走行情報をもとに、自動運転モードの利用状況を正確に把握することが可能となったことから、自動運転モード利用時の運転保険料を無料とする取り扱いを実現した。自動運転モードはシステムが運転の主体となり、ヒューマンエラーによる事故発生要因が削減される。この点のリスク低減を価格に反映する。自動運転技術の発展に応じて、商品内容を改善していく計画だ。