アウディジャパン(フィリップ・ノアック社長、東京都品川区)は31日、アウディブランド初の電気自動車(EV)「e―tron(イートロン)スポーツバック55クワトロ」を9月17日に発売すると発表した。導入に合わせて全国2万1700カ所の充電ステーションを利用できるユーザー向け充電サービスを用意し、1年目は月会費を無料で提供する。

 立ち上がりは、EVに対応したサービス体制や急速充電器などを備えた全国52店舗で取り扱う。独アウディでは、2025年までに世界の主要市場で20モデル以上のEVを投入する計画を打ち出しており、日本でもスポーツバックに続いて、イートロンSUVを投入する見込みだ。

 日本仕様のイートロンでは、95㌔㍗時のバッテリーを搭載し、200㌾の家庭向け普通充電器を標準装備する。急速充電はチャデモ規格の出力50㌔㍗以下に対応。1年目の会費を無料にする「アウディ・チャージング・サービス」は2年目以降、1カ月5千円で全国の充電ステーションを利用できる。

 発売直後の9月18、19日には、一般客向けの試乗イベントを都内で開催する計画。複数台のイートロンスポーツバックを用意し、EVの魅力を発信する。