ジェイテクトは16日、移動型PCR検査施設を徳島県立中央病院に提供したと発表した。

 同社と徳島大学は昨年6月に産学共同研究の包括協定を結んでおり、移動型試験施設の開発などを進めていた。今回、この施設を改造し、新型コロナウイルスのクラスター発生時などに現地でPCR検査ができるようにした。

 施設はトレーラー型で、車室を陰圧にしたり、高性能フィルターを備えたりして医療関係者への感染を抑えつつ、PCR検査ができる。徳島県立中央病院では施設を消毒したり、改修汚水を殺菌するなどし、常に出動できる体制を整えておく。