デジタルプレゼンテーションでTロックを披露するシェア社長

 フォルクスワーゲングループジャパン(VGJ、ティル・シェア社長、愛知県豊橋市)は15日、新型SUV「T―Roc(Tロック)」を発売したと発表した。全グレードでディーゼルエンジンを搭載し、フォルクスワーゲン(VW)のSUVで初めて2トーンカラーを採用した。

 新型Tロックは、2017年に全面改良した「ティグアン」と、今年1月に発売したVW最小のSUV「Tクロス」の中間をカバーするモデルで、日本初投入のモデルとなる。パワートレインは、直列4気筒2・0㍑ディーゼルとなる。クーペスタイルのルーフや2トーンカラーを採用するなど、他の2モデルに比較してスポーティーな位置付けとした。VWの生産モジュール「MQB」を採用することで、全長4240㍉㍍、全幅1825㍉㍍と「ゴルフ」に近いボディーサイズながら、445㍑の荷室を確保。先行車を完全停止状態まで自動追従して走行するアダプティブクルーズコントロールなど、上級車並みの先進安全装置も全車に標準装備した。

 価格はエントリーモデルの「TDIスタイル」が384万9千円(消費税込み)で、最上級の「TDI Rライン」が453万9千円(同)。