IHIのグループ会社であるIHIインフラシステムは、東京都の整備事業として東京都港湾局から受注し、東京港内の中央防波堤地区で建設を進めていた中防内5号線橋りょう「海の森大橋」が開通したと発表した。

 東京港では現在、コンテナ貨物量増加に対応するため、中央防波堤地区に新コンテナターミナルの建設が進められている。コンテナ取扱量の増加に伴い、付近の交通混雑は年々激しくなっている。今後、同地区でさらなる交通量の増加が見込まれることから、円滑な物流を確保するために、同地区と有明側とを結ぶ主動線として、東京港臨港道路南北線(全長4・0㌔㍍)と接続道路の整備が進められている。

 今回完成した海の森大橋(全長249・5㍍)は、本線に接続する中央防波堤内側と外側を結ぶ。

 本橋を含む東京港臨港道路南北線が開通することにより、同地区における慢性的な交通渋滞の緩和と、お台場への港湾関連車両の混入回避が期待される。