図1 植物細胞における原形質流動 植物の細胞内では、細胞骨格たんぱく質であるアクチン繊維が張り巡らされている。細胞小器官に結合した植物ミオシンXIが、方向性を持ってアクチン繊維上を移動することにより、原形質流動と呼ばれる活発な細胞内輸送が発生している。(JST報道資料より)

早稲田大学の段中瑞研究員と富永基樹准教授らの研究グループは、ディーゼルエンジン(DE)のバイオ燃料(バイオディーゼル)用原料植物の成長促進に成功したと発表した。有力な原料植物とされるカメリナ(アブラナ科)で、人工的に高速化を施した「モーターたんぱく質」を異種発現させて植物体の成長を促進させるとともに、種子数を野生株の約2倍に増加させることを実現し…