極東開発工業は、自動吸水式の「スーパー散水車」を30日に発売する。従来機種で行っていた作業時のバルブの切り替えやエンジン回転数の調整をスイッチ操作のみで自動制御し、作業工程を簡素化する。価格は240万円(希望小売価格、シャシー・消費税抜き)で、年間販売台数100台を目指す。

 従来の散水車では、水ポンプの呼水注水や吸入のために弁を切り替えるなど、吸水作業の準備から完了するまでに、11工程あった。スーパー散水車では、スイッチ操作で自動吸入でき、自動制御で弁の切り替えなども行うため、作業工程は半減となる。吸水作業完了後は自動で散水に切り替わる。