トヨタ自動車は18日、レクサスの2ドアクーペ「LC」を一部改良するとともにコンバーチブルモデルを追加設定し、順次、発売すると発表した。

 「LC500/LC500h」は、サスペンション部品を改良してバネ下重量を約3・7㌔㌘軽くしたほか、ショックアブソーバーや電動パワーステアリングの制御を見直して乗り心地や操縦性を高めた。ハイブリッド車は駆動用バッテリーの使用領域を広げている。また、追加したコンバーチブルモデルは、ルーフのオープン時にソフトトップが完全に格納される自動開閉式のトノカバー付きフォールディング機構を採用した。ソフトトップは吸音材を組み合わせた4層構造とすることで静粛性にも配慮している。ルーフは時速50㌔㍍以下の走行時にも約15秒で開閉が可能だ。外装色11色、ソフトトップ2色、内装色3色をそろえ、44通りの組み合わせから選べる。

 また、コンバーチブルモデルをベースにした特別仕様車「LC500コンバーチブル・ストラクチャラルブルー」も60台限定で発売する。すでに40台分はオーナー向けの商談に入っており、残る20台の商談申し込みを18日からウェブサイトで受け付ける。クーペは18日から、コンバーチブルモデルは7月15日から発売する。

 価格(消費税込み)はLC500/500hが1350万~1500万円。コンバーチブルモデルが1500万円。特別仕様車は1650万円。