アウディジャパン(フィリップ・ノアック社長、東京都品川区)は16日、小型ハッチバック「A1スポーツバック」に「1・0㍑TFSIエンジン」を搭載した「25TFSI」=写真=を設定し、発売したと発表した。昨年11月に全面改良した量販車種に低価格モデルを追加することで、さらなる販売増を狙う。
1・0㍑エンジン搭載車の投入によって300万円を切る価格を実現した。最も低価格のモデルで294万円(消費税込み)となり、1・5㍑モデルと比べると71万円安くなる。同社が1・0㍑モデルの投入計画を明らかにした2月の会見では「販売が加速する」(ノアック社長)と大きな期待を示しており、コロナ禍で輸入車市場が低迷する中、客層の拡大を狙う。
搭載した1・0㍑直噴ターボエンジンは、2015年に導入した先代モデルよりも最大トルクで15ニュートン㍍高めるなど高性能化を図った。「25TFSIアドバンスド」は325万円(同)、「25TFSISライン」は351万円(同)で販売する。