国内初のポップアップストアにポルシェ初のEV「タイカン」などを展示(写真はイメージ)

 ポルシェジャパン(ミヒャエル・キルシュ社長、東京都港区)は11日、国内初のポップアップストア「Porsche NOW Tokyo(ポルシェ・ナウ東京)」を7月9日(一般公開は同10日)~8月31日まで再開発エリアの「東武有明フィールド」(東京都江東区)に開設すると発表した。今秋発売予定のポルシェ初の電気自動車(EV)「タイカン」を展示するほか、ポルシェのあらゆる問い合わせに対応する「ポルシェプロ」が国内で初めて常駐する。

 「ポルシェ・ナウ」は、世界各地で展開する期間限定のコンセプトストアで、日本に開設するのは初めて。従来のディーラー店舗では接触機会のなかった層にもポルシェに触れてもらう機会を作ることで、ユーザーの裾野を広げることを狙う。

 正規販売店のイー・ビー・アイ・マーケティング(荒川由紀代表取締役、東京都港区)が運営し、タイカンを含む車両3台を展示。ポルシェの各モデルを仮想現実(VR)で体感できるコーナーも設けるほか、独自の急速充電器を設置する「ポルシェターボチャージングステーション」も用意する。

 常駐するポルシェプロは、約2年間のトレーニングを経てポルシェについての深い知識を有するとポルシェジャパンが認定する制度。こうした専門的な人材が来店客にポルシェの魅力を伝え、新たな客層の獲得につなげる構えだ。