コシダテック(越田亮三社長、東京都港区)は8日、「BlackVue」シリーズの新型ドライブレコーダー「DR750―2CH LTE」および「DR750―2CH IR LTE」=写真=を発売した。4G LTE通信機能を搭載して、リアルタイムでの映像確認やドライバーとの通話を可能とした。

 フルHD画質の前後2カメラには、暗所に強いソニー製センサーを採用。悪天候時や夜間でも高精細に撮影する。DR750―2CH IR LTEには赤外線撮影機能も搭載する。映像はサーバーを介してリアルタイムで確認可能で、運行管理者は離れた場所から最大4台まで同時に管理できる。双方向通話機能も業界で初搭載し、危険運転を確認したときにドライバーに直接注意を促すなど、迅速な安全管理につなげる。

 イベント録画機能も充実させた。カメラが衝撃や急加速・急減速を検知すると、発生の数秒前からの動画ファイルを自動で作成してクラウドへアップロードする。クラウドサービスは15㌐ バイト と大容量を提供し、ビジネスプランではアカウント1つ当たり最大999台を登録可能とした。

 GPSデータをもとに過去90日間の走行履歴を追跡できるほか、設定したエリアを出入りした際に通知する「アラート付きジオフェンシング」機能も搭載し、タクシーや営業車などの運行ルート管理に役立てる。今後は運転傾向の分析機能や日報の自動作成機能も搭載する予定だという。

 ドライバーの管理・指導に取り組む運輸事業者だけでなく、レンタカー事業での活用なども想定する。レンタカー利用者への返却時間通知や事故時連絡に活用することで、顧客満足度向上に寄与するという。同社は今後も幅広い業種・サービスへの導入を目指す考えだ。