日野自動車は2日、物流ソリューションビジネスを手がける子会社のネクストロジスティクスジャパン(NLJ)に、ニチレイロジグループ、日本梱包運輸倉庫、三菱UFJリースが資本参加すると発表した。各社は合計で4千万円を出資する。各社の知見を活用し、物流業界の課題解決を目指す。

 NLJは2019年12月にアサヒグループホールディングスや江崎グリコなど6社が出資して事業を開始した日野の子会社。3社の参画では、ニチレイロジグループの低温物流に関する知見を生かしてコールドチェーン輸送に対応するとともに、日本梱包運輸倉庫が多く保有するダブル連結トラックに関するノウハウを活用して常温と低温の荷物の同時輸送を実現する。また、三菱UFJリースは、物流施設の開発や保有に加え、アセットマネジメントのスキームを構築し、クロスドック(幹線輸送の物流拠点)の拡張に備える。