日本水素ステーションネットワーク(JHyM、菅原英喜社長、東京都千代田区)は、2020年度(2020年4月~21年3月)に商用の水素ステーション(ST)を全国で20拠点新設すると発表した。

 長野県や福井県など4県に新たに設置を計画しており、今年度で計35都道府県に配備を完了する予定としている。

 今年度は、燃料電池車(FCV)の普及が進んでいる愛知県で5拠点の水素STを新たに設置するほか、奈良県や熊本県などこれまで水素STが未整備だった4県でも配置を見込む。

 また、インフラ事業者として東亞合成が新たにJHyMに参画し、徳島県で初となる定置式水素STを設置する予定。

 菅原社長は、水素STの設置について「都市部、地方部とバランスが取れており、新規事業者の裾野も確実に広がっている」とした。