日立製作所は29日に開催した2020年3月期決算会見内で、日立オートモティブシステムズ事業の20年度(20年4月~21年3月)の売上高にあたる売上収益が前年同期より約14%減の7千億円ほどになるとの見通しを示した。新型コロナウイルスでグローバルでの自動車市場が2割ほど減退すると見ており、同事業でも2100億円程度のコロナ禍の影響を受けると予想する。

 19年度のオートモティブシステムズ事業の売上収益は8116億円。新型コロナの影響は約300億円だった。20年度は「下期もコロナの影響は残る」(同社)と影響が長期化する見通しを立てた。

 年度内には日立オートモティブシステムズとホンダ系部品メーカー3社との経営統合を予定する。東原敏昭社長兼CEOは市場の先行きが不透明な中でも「電動化の領域でナンバー1になり、部品市場をコントロールできるようになる」と中長期的な目標を示した。