ジェイテクトは、徳島大学のベンチャー企業と提携し、食用コオロギの生産を目指すと発表した。

 食用コオロギは飼育時の環境負荷が小さく、良質なタンパク源を供給できるとして注目されている。徳島大では約30年前からコオロギの研究に取り組んでおり、昨年5月には食用コオロギの事業化を目的にした学内ベンチャー企業「グリラス」を設立した。

 ジェイテクトと徳島大は昨年6月に新領域での研究開発・事業化で包括協定を結んだ。今回は、この一環としてグリラスとも業務提携。IoT(モノのインターネット)技術を駆使して飼育環境を最適化するシステムなどを開発し、グリラスが持つ飼育技術と合わせて食用コオロギの大量生産を目指す。