トヨタのアルファード

 国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)は27日、2019年度「自動車アセスメント(JNCAP)」の評価結果を公表した。予防安全性能評価では、トヨタ自動車「アルファード/ヴェルファイア」、レクサス「NX」、「UX」、日産自動車「セレナ」、スズキ「ランディ」が満点を獲得し、予防安全性能評価大賞を受賞した。衝突安全性能評価は、トヨタ「RAV4」が最高得点を獲得した。

 今回、予防安全性能評価(141点満点)は乗用車12車種、軽自動車4車種の計16車種の評価を実施。アルファード/ヴェルファイアなどはこれまでの最高得点を超え、同評価の大賞を受賞。19年度から条件を追加した衝突被害軽減ブレーキの「対歩行者夜間街灯なし」にも対応した。13車種が最高評価の「ASV+++」を獲得した。

 衝突安全性能評価(100点満点)は乗用車9車種、軽自動車3車種の計12車種を評価。このうち、8車種が最高評価のファイブスターを獲得した。同評価大賞の該当車種はなかった。

 自動車アセスは、ユーザーがより安全な車を選びやすくするために安全性能を公表する目的に加え、自動車メーカーによる安全技術の開発促進も目指して実施している。