統合コックピット(イメージ)

 独コンチネンタルとパイオニアは26日、統合コックピット開発における協業を発表した。コンチネンタルのコックピット・ハイパフォーマンス・コンピューター(HPC)にパイオニアのナビゲーション技術などを組み合わせる。自動運転化などで車室空間の重要性が将来的に高まることを見据え、コックピット領域でイニシアチブの獲得を目指す。

 マルチメディアやカーナビなどのインフォテイメントソリューションをHPCに統合することで、最適な手法でドライバーに情報を伝達できる自由度の高い統合コックピットを目指す。開発する統合コックピットでは、例えば表示するコンテンツをユーザーが自由に配置できるほか、シーンごとに必要な機能のみを優先して表示するなど、個々のドライバーに合ったアプリケーションを提供できるようにする。

 コンチネンタルが持つ運転支援技術と、パイオニアがカーナビやカーオーディオなどエンターテイメント領域で培った知見を持ち寄ることで、安全性と居住性が高い車室空間を提案する。

 まずはアジア市場をターゲットに、開発と提案を行う。