イスラエルのREEオートモーティブは、KYBと電気自動車(EV)プラットフォームのサスペンション機構の開発で協業すると発表した。KYBがEVプラットフォームの開発で協業するのは今回が初めて。走行性能を左右するサスペンションのノウハウを持つKYBと協業し、EVプラットフォームの性能向上につなげる。

 REEが開発するプラットフォームは、ステアリングやブレーキ、サスペンション、電気モーターの駆動系部品をホイール内に収めるフラットな構造を持つ。設計自由度が高い構造や、低コストで電動車を開発できるプラットフォームとして提供。物流やMaaS(サービスとしてのモビリティ)、ロボットタクシーなどのモビリティへの適用を見込む。

 REE共同設立者のダニエル・バレル最高経営責任者は、今回の協業について「KYBの技術力は次世代EVの急速な発展に重要な役割を果たす。EVプラットフォームで一から見直したEV開発で電動車の未来を担う」とコメントした。