キャンピングカーのシェアサービス「バンシェア」などを展開するカーステイ(宮下晃樹代表取締役、東京都新宿区)とフードトラックの提供プラットフォーム「トランチ」などを手がけるメロウ(石澤正芳、森口拓也代表取締役、東京都千代田区)は26日、神奈川県内17カ所の医療機関に、キャンピングカーやフードトラック計30台を無償提供すると発表した。28日から搬入を開始する。

 休憩・宿泊できるキャンピングカーを約10台、温かい食事を食べられるフードトラックを約20台用意し、施設の空きスペースに配置して医療従事者の支援に役立てる。提供先は順次拡大するとしている。

 1日に開始した共同プロジェクト「フード&シェルタープロジェクト」の一環で、首都圏の一部医療機関ではすでに提供を始めている。トヨタファイナンシャルサービス(福留朗裕社長、名古屋市西区)やKINTO(小寺信也社長、名古屋市西区)が協賛し、活動費用を支援しているほか、デンソーは除菌・消臭のための「車両用クレベリン」を無償提供している。