ブリヂストンは、自動車用タイヤを生産する国内7工場で生産調整を実施すると発表した。期間は28日から6月1日までの5日間。新型コロナウイルス感染拡大の影響で新車販売が落ち込み、タイヤ需要も縮小しているため。

 休業するのは国内12工場。そのうち自動車用タイヤを生産するのは、久留米工場(福岡県久留米市)、那須工場・栃木工場(栃木県那須塩原市)、彦根工場(滋賀県彦根市)、鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)、甘木工場(福岡県朝倉市)、防府工場(山口県防府市)の7工場。

 新型コロナウイルスの影響で、新車用タイヤ、市販用タイヤともに需要が落ち込んでいる。同社は4月下旬から5月上旬にかけても国内工場を一時休業しており、今後の休業に関しても「状況を見て決める」方針を示している。