損害保険ジャパンは18日、駐車場シェアリングサービスを提供するakippa(アキッパ、金谷元気社長、大阪市浪速区)と共同で業界初となる「駐車場シェア専用保険」を開発したと発表した。駐車場貸し出し中にユーザーの行為によって生じた物損害と傷害補償、駐車場オーナーの過失による賠償責任を補償する。駐車場オーナーの不安を取り除き、アキッパの利用者拡大につなげるのが狙い。アキッパのサービスを利用しているオーナー所有のすべての駐車場に、6月1日から適用する。アキッパの駐車場シェアリングサービスは、駐車場を利用するユーザーに自動車保険の加入を義務づけている。駐車場オーナーの外壁をユーザーが破損した場合などは、利用規約に基づきユーザーの自動車保険で対応することとなる。しかし、ユーザーの保険が有効に適用できないケースが発生した場合に、今回の新保険を用いてオーナーの損害を補償することが可能となる。

 補償対象とするのは、「ユーザーの行為で駐車場の壁やその他置物が破損した場合の修理費」「ユーザーの行為で駐車場オーナー自身が怪我した場合の治療費」「駐車場オーナーの過失で他人の財物の破損や怪我を負わせてしまい、損害賠償責任を負担しなければならない場合の賠償金など」。二次的保険の位置づけとしている。