ダイハツ工業は18日、一部部品の調達難と新車需要の低迷を受けて、6月も国内で生産調整を継続すると発表した。5月前半に一時稼働休止した本社工場(大阪府池田市)、京都工場(京都府大山崎町)に加え、ダイハツ九州(大分県中津市)の大分第1、第2工場も稼働を停止する。休止日数はそれぞれ2~8稼働日。「ロッキー」やトヨタ自動車「ライズ」を生産する滋賀工場は全日稼働する。

 「トール」やトヨタ「ルーミー/タンク」を生産する本社工場は、6月の木曜日と金曜日合計8日間の稼働を休止する。トヨタ「プロボックス/サクシード」などを生産する京都工場は、金曜日4日間の稼働を見送る。本社工場は5月に3日間、京都工場は2日間稼働を停止していたが、東南アジア製部品の一部に支障が出ているほか、国内の需要低迷が影響し、追加の生産調整に乗り出す。

 また、軽商用車を生産する大分第1工場は6月4~5日、11~12日、「ミライース」などを生産する第2工場は5日と12日の稼働を休止する。大分工場では6月に発売する「タフト」を生産する予定。サプライチェーンの乱れが続けば、新型車の供給にも影響が出る可能性もある。