東京工業大学の小酒秀範教授、慶應義塾大学の飯田訓正名誉教授らの研究グループは、ノッキングや冷却損失の抑制をねらいとした「水噴射」を超希薄燃焼ガソリンエンジンに適用し、熱効率を50%超に高めた研究成果を発表した。筒内に水を直接噴射し、ピストン表面に水蒸気を分布する「層状水蒸気遮熱」という燃焼制御によって、燃焼速度を低下させずに水噴射の効果を得て効率…