三菱自動車は、水島製作所(岡山県倉敷市)の軽自動車生産ラインを5月12日から15日まで一時停止すると発表した。海外製部品の調達が新型コロナウイルス感染拡大の影響で一部滞ったため、4稼働日合計で約3400台を減産する。3月に発売した新型「eKスペース」などの納期が遅れることになる。

 水島製作所の軽ラインは、eKスペースのほか、「eKワゴン」や日産自動車にOEM(相手先ブランドによる生産)供給する「デイズ」「ルークス」を生産する拠点。3月27日から4月14日まで操業を停止した後は稼働を続けていたが、コロナ禍が長引く影響で部品の調達が難しくなった。軽ラインを停止する4稼働日は同製作所の登録車生産ラインや岡崎製作所、パジェロ製造の停止も決めており、一時的に全車両製造拠点が稼働を止めることになる。