日本精機は、新型コロナウイルス対策の支援で、飛沫防護マスク(フェイスシールド)の生産を開始すると発表した。5月中旬から1千セットを生産し、医療機関や小売業などの感染拡大防止やライフラインを維持するための現場に無償提供する。初回提供分は予定数量に達したが、継続生産や販売も検討する。

 同社グループの持つ金型や成形技術で培ったノウハウと設備を活用する。フェイスシールドは、フレーム1個と取り換え用フィルムシールド3枚で構成する。フレームとホルダーを分けて、眼鏡をかけたままでも装着できるようにした。