重症患者移送用車両

 トヨタ自動車は30日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、廉価な価格設定をした法人向けの中古車リースサービスを始めると発表した。受付期間は同日から感染症の問題が収束するまでで、医療機関などの従業員の移動に利用してもらう。トヨタモビリティサービスで申し込みを開始し、全国のトヨタレンタリース店でも順次実施する。

 トヨタモビリティサービスは約1千台の車両を用意する。「ヴィッツ」の場合、月額リース料は1万9500円(消費税別)からで、通常の新車リース(約4万~5万円)や中古車リースよりも価格を抑えた。リース期間は最長2年。

 トヨタは同日、感染症の重症患者を移送する車両を1台、昭和大学病院に提供したことも発表した。トヨタ車体が「ハイエース」をベースに開発・架装を行った。