タクシー配車アプリ「S.RIDE(エスライド)」に加盟する都内5社(グリーンキャブ、国際自動車、寿交通、大和自動車交通、チェッカーキャブ)約1万1千台の車内に、タブレット型デジタルサイネージ(電子看板)を設置して広告を放映しているニューステクノロジー(三浦純揮代表取締役、東京都港区)は、5社の新型コロナウイルス感染防止対策を紹介する動画の放映を開始した。

 動画は30秒間で、タクシー利用客の減少を受けて同社が急きょ制作した。5社が現在行っている出庫点検時や利用客の乗降時の車両消毒、運転手の体温測定と手指消毒の徹底などの各種対策を放映している。放映期間は来月10日までの予定。

 同社は「コロナの影響でタクシーの利用者も減少傾向にあり、タクシー関連事業者が一体となって衛生面に関する取り組みを発信することで、少しでも乗客の不安を軽減できれば」(広報)と話している。

 さらに、同社では利用客に対し、現金のやり取りによる感染防止の観点から、エスライドのネット決済やQRコード決済を推奨している。