トヨタ自動車は17日、トヨペット店専売車種の「ハイエース」を一部改良し、5月1日から全店舗で販売すると発表した。これに伴い、ネッツ店専売車で兄弟車の「レジアスエース」はハイエースに統合する。5月8日からスタートする全店舗全車種併売に合わせ、商用兄弟車のラインアップを見直した格好だ。

 今回の一部改良では、安全装備を充実させた。車両前後のカメラ画像を映し出すデジタルインナーミラーや、ペダル踏み間違い時に衝突被害を軽減する「パーキングサポートブレーキ」をオプション設定した。ハイエースをベースとした「トヨタ救急車」も安全性能を高めて6月26日に発売する。価格はバンのスーパーGLロング(標準幅・ルーフ)2・8㍑ディーゼル車で、前モデルから1万110円高の364万円。

 今回統合されるレジアスエースは、ハイエースに設定されるワゴン、コミューターがなく、バンのみの展開だった。