ホンダは14日、新型コロナウイルスの影響で鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)の第1ラインの稼働を停止すると発表した。同ラインで生産する車両に使用する部品の一部の調達が困難になったため。17~24日までの稼働を停止する。売れ筋の軽・コンパクトカーを生産するラインのため、販売現場にも一定の影響が出そうだ。

 第1ラインで生産するのは「N―BOX」「N―ONE」「フィット」「シャトル」。N―BOXは第2ラインでも生産しているものの、フィットは停止するラインのみで生産している。新型フィットは2月の発売後、好調に受注を積み上げていただけに納期の長期化が懸念される。稼働停止中はラインの担当者らに有給の取得を推奨する。