米アップル社「カープレイ」を接続した状態のDA

 トヨタ自動車は10日、車載ディスプレーオーディオ(DA)のOS(オペレーティングシステム)として米アップル社「カープレイ」と米グーグル社「アンドロイドオート」を標準装備にすると発表した。新型車は6月から搭載し、すでにDAを装着している既販車もテレマティクス経由で機能を追加する。

 トヨタは、昨年9月に全面改良した「カローラ/カローラツーリング」からDAと車載通信機(DCM)の標準装備を始めている。これまでスマートフォン(スマホ)との連携を受け持つOSとしては、トヨタとフォードが中心で普及に取り組む「スマートデバイスリンク(SDL)」を標準装備し、カープレイとアンドロイドオートはオプション扱いだった。アップル、グーグルのOSを標準装備にすることで、大半のスマホでハンズフリー通話やメッセージ操作、ナビゲーション、音楽アプリなどをDA上で利用できるようになる。